モンテッソーリ教具とは?条件や使い方のポイントについても解説

モンテッソーリ教具とは、モンテッソーリ教育で利用される道具のことです。モンテッソーリ教育に興味がある人はもちろん、子どもの知育につながるおもちゃを探している方にも使われています。そこで今回は、モンテッソーリ教具について、特徴や取り入れる上でのポイントについて解説します。
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モンテッソーリ教具とは?
モンテッソーリ教具の特徴と、普通のおもちゃとの違いについて詳しく解説します。
モンテッソーリ教具の特徴
モンテッソーリ教具は、子どもの発達を促すためのさまざまな工夫が施されています。子どもの五感を刺激するよう、素材や色にこだわって作られているのが大きな特徴です。
モンテッソーリ教具と普通のおもちゃの違い
モンテッソーリ教具の中には、一見普通のおもちゃのように見えるものもあるでしょう。しかし、普通のおもちゃは子どもを楽しませることを目的としている一方で、モンテッソーリ教具は、子どもの成長を促すという目的が明確に定められています。
モンテッソーリ教具の条件
モンテッソーリ教具の条件としては、以下の3つがあげられます。
- 子どもに適したサイズである
- 美しく興味を引くようなデザインである
- シンプルな使い方である
それぞれを詳しく解説します。
子どもに適したサイズである
モンテッソーリ教育では、子どもの発達段階に合わせた教育を行うことを重要視しています。そのため、子どもの背丈や、手の大きさにあったもの、手に取りやすい重さであるものなど、子どもがひとりでも作業に取り組めるようにデザインされています。
美しく興味を引くようなデザインである
モンテッソーリ教育は、子どもの自主性を重んじる教育概念です。そのため、モンテッソーリ教具は、子どもが自ら進んで手に取りたくなるような、美しいデザインであることが求められます。また、感触が魅力的、興味をひく音が出るなど、五感に働きかける点も特徴です。
シンプルな使い方である
モンテッソーリ教具は、子どもが集中して取り組めるものであることが条件です。そのためには、さまざまな仕掛けがある必要はなく、1つの使い方絞られていることが大切です。何を行う道具なのかがはっきり提示されていることが求められます。
モンテッソーリ教具を取り入れる際のポイント
モンテッソーリ教具は、家庭でも気軽に取り入れることが可能です。ここでは、使い方のポイントをご紹介します。
子どもに意思決定をさせる
モンテッソーリ教育は、子どもの自主性を重んじる教育です。そのため、子どもに意思決定をさせることが重要です。複数の教具の中から、子ども自身に取り組むものを選ばせるようにしましょう。本来のやる気を発揮でき、高い集中力を維持しやすくなります。
取り組みやすい環境を作る
子どもが集中して取り組めるような環境を作ることも大切です。たとえば、教具は子どもの目につきやすい背の低い棚に収納すると良いでしょう。また、一度子どもが活動を始めたら、集中できるように声かけを控えて、少し離れて見守ることも大切です。子どもが自分で試行錯誤できるような環境を整えてあげましょう。
初めて使うときはお手本を見せる
子どもに教具の使い方を教えるときには、ゆっくりとお手本を見せるのが効果的です。子どもが「自分もやってみたい」と思えるよう意識してみてください。
モンテッソーリ教具を子どもの教育に取り入れよう
今回は、モンテッソーリ教具について詳しく解説しました。モンテッソーリ教具を取り入れるときには、子どもが自主的に取り組めるような環境作りや配慮が大切です。子どもの発達段階や興味にあったものを選び、ぜひ家庭でも気軽に取り入れてみましょう。
