木のおもちゃのメリットとデメリット!知育の観点から徹底解説

子どものおもちゃとして昔から高い人気を集めているのが、木のおもちゃです。優しい手触りや香りから、年齢を問わず多くの子どもに愛されています。そこで今回は、木のおもちゃが持つメリットとデメリットを詳しくご紹介します。
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木のおもちゃのメリット
木のおもちゃのメリットとしては、以下の6つがあげられます。
- 豊かな心を育むことにつながる
- 創造性を高められる
- 丈夫で長持ちする
- 安全性の高いものが多い
- 地球に優しい
- 家の雰囲気を壊しにくい
それぞれを詳しく解説します。
豊かな心を育むことにつながる
木のおもちゃで遊ぶことは、「木育」の一環として豊かな心を育めるメリットがあります。木育とは、子どもの頃から木と触れ合うことで、五感をフル活用し、自然と人間の関わり合いについて学ぶ教育概念です。普段から木と触れ合わせれば、自然に対する興味・関心を持つことにもつながり、豊かな心を育みます。
創造性を高められる
木のおもちゃは、木の風味を活かしたシンプルで素朴なデザインのものが多くあります。そのため、子ども自身が想像力を働かせて自由に遊べるのが魅力です。子ども自身がルールや目標を決めて遊ぶことで、創造性を鍛えることにつながります。
丈夫で長持ちする
木のおもちゃは、その他の素材でできたおもちゃに比べると、とても長持ちします。子どもの中には、まだ力加減がわからずに、おもちゃを乱暴に扱ってしまう子もいますが、木のおもちゃであれば、破損の心配が少ないです。定期的にオイルを塗ってメンテナンスを行えば、世代を超えて受け継ぐことも可能です。
安全性の高いものが多い
木のおもちゃは、自然素材でできているため、安全性が高いのが特徴です。口に入れてしまっても、有害物質が含まれているわけではないので、安心して利用させることができます。
地球に優しい
近年では、SDGsに注目が集まっているように、プラスチックのおもちゃは製造方法や、廃棄方法が世界的に問題となっています。一方で木のおもちゃは自然素材であるため、地球に優しいとされています。
家の雰囲気を壊しにくい
家のインテリアにこだわっている人の中には、おもちゃのデザインが気になるという方も多いのではないでしょうか。木のおもちゃであれば、子ども用のものでも落ち着いたデザインのものが多く、インテリアにもしっかりと馴染みます。
木のおもちゃのデメリット
数多くのメリットがある木のおもちゃですが、デメリットも存在します。その特性を理解した上で、遊び方や選び方を工夫してみるのがおすすめです。
値段が高い傾向にある
木のおもちゃは、プラスチックのおもちゃなどに比べると、原材料費が高いです。また、手作りの一点ものであれば、さらに値段が上がります。しかし、木のおもちゃは長持ちしやすいです。質の良いものを長期的にに利用できるため、少し値段が張っても十分に価値があるといえるでしょう。
水に弱い
木のおもちゃは、水に弱い特性を持っています。水に濡れたままにしていると、カビが生えたり、雑菌が繁殖したりする可能性もあります。そのため、お手入れは、できるだけ乾拭きのみにとどめておきましょう。水拭きを行う場合は、日陰でしっかりと乾燥させてから収納してください。
他の素材に比べると重たい
布や紙、プラスチックなどの素材に比べると、重みがあるデメリットもあります。重み自体は、子どもの掴む力を育てられるため良いことではありますが、落としてしまった際などに床や壁に傷がつきやすいのも事実です。また、誤って他の子どもに当たってしまうことがないよう、しっかりと見守ってあげましょう。
木のおもちゃには子どもを育てるメリットがたくさん
今回は、木のおもちゃが持つメリットとデメリットについて詳しくご紹介しました。木のおもちゃには、子どもの豊かな心や創造性を育むなど、さまざまなメリットがあります。年齢に合わせたおもちゃも用意されているので、子どもの興味に合わせたものを取り入れてみましょう。