自然の中で遊ぶメリットとは?さまざまな知育アイデアを紹介

自然の中で遊ぶことは、子どもの成長を大きく後押しします。しかし、昔に比べると自然の中で遊ぶ機会が減り、タブレットやゲームで遊んでばかりいる子どもは少なくありません。この記事では、自然の中で遊ぶことの具体的なメリットと、知育につながるさまざまなアイデアをご紹介します。
この記事を読むための時間:3分
自然の中で遊ぶことは知育になる?
自然の中で遊ぶなかで、子どもたちは多くのことを学べます。ただし、知育につなげるためには、ただ自由に遊ぶのではなく、目的意識を持って自発的に取り組めるよう促すのがポイントです。
自然の中で遊ぶメリット
自然の中で遊ぶメリットとしては、以下の5つが挙げられます。
- 五感を使って脳を活性化できる
- 生き物や植物を大切にする心が育つ
- 身体能力が高まる
- 自発性や想像力が高まる
- 生活リズムが整う
それぞれを詳しく解説します。
五感を使って脳を活性化できる
自然の中で遊ぶことで、五感をフル活用できます。美しい景色を目で楽しむのはもちろん、花や木の香りを嗅いだり、砂浜や葉っぱの感触を楽しめます。また、雨の音や虫の鳴く音に耳を傾けたり、山菜を摘んで料理することも可能です。
自然の中で過ごすことは、五感を刺激するのに優れた環境であり、脳の活性化につながるとされています。
生き物や植物を大切にする心が育つ
自然の中で遊んでいると、小動物、鳥類、昆虫、魚などさまざまな生き物と触れ合う機会が生まれます。生き物との触れ合いの中で、生命の循環や大切さを学びます。また、植物の名前を調べたり、水の流れに関心を持ったりすることで、生物や環境に対する意識を高めることにもつながるでしょう。
身体能力が高まる
自然の中での遊びは、体を使った遊びが多く、身体能力を高められるメリットもあります。木登りにチャレンジしたり、ぬかるんだ坂道を歩いたりと、公園や空き地などではできないような遊び方が可能です。
自発性や想像力が高まる
自然の中での遊びは、ビデオゲームなどとは違って明確なルールや決まりが存在しているわけではありません。そのため、子ども同士で話し合い、自由な発想で遊ぶことになります。ルールを自分たちで決めて遊ぶ経験は、自発性や創造力を高めることにもつながります。
自然の中で遊ぶ知育アイデア
以下は具体的に取り組める知育アイデアの例です。
- 木や枝を使って遊ぶ
- 生き物を観察する
- 草花を観察する
- 土や泥を使って遊ぶ
木や枝を使って遊ぶ
木や枝を使えば、さまざまな知育遊びが可能です。木登りや枝を高く積み上げるなどして、木や枝の特性を理解しやすくなります。工具が使える年齢の子どもであれば、木片を使ったものづくりにチャレンジするのもおすすめです。ワークショップなども多く開催されているので親子で参加してみましょう。
生き物を観察する
自然の中には、たくさんの生き物がいます。虫取りはもちろん、近くで観察したり、家で飼育したりすることで、生命の大切さや尊さを学ぶことができます。カブトムシやアリなどを自宅で飼育するのも子どもにとってかけがえのない体験になるでしょう。
草花を観察する
虫や生き物が苦手な子どもであれば、草花の観察がおすすめです。図鑑を手にとって植物の名前を調べたり、摘んだお花でコラージュ作品を制作して遊んだりすることができます。
土や泥を使って遊ぶ
土や泥を使った遊びは、創造力の発達を促してくれます。水分の配合具合によって感触が変わるため、子どもは夢中になって取り組めるでしょう。水路を作ったり、泥で作った山にトンネルを通したりする遊びは、想像力の向上にもつながります。
自然の中で遊ぶことが子どもを育てる
今回は、自然の中で子どもが遊ぶことで得られるメリットについて詳しく解説しました。自然は、家の中では得られないさまざまな刺激で溢れています。子どもが五感を使って楽しく学べるよう、工夫を行ってみましょう。