紀州ひのきコースター誕生
身近な方々からの反応
新型コロナウイルスの最新情報が朝一番のニュースで流れ、会社ではリモートワークが主流になりzoomで画面上の人と対面するのも『会う』と言う事になるのが新しい生活スタイル。
学校の子供たちは、マスクをつけてアルコール消毒をし学級閉鎖にならないように更に厳しいルールの中で生活していました。くしゃみや咳をしただけで疑われ、注意され振り向かれる生活はとてもとても大変だっただろうと思います。
今考えると、よくあの状況に耐えて人としての優しさが残ったまま成長してくれたな、と自分の子供たちに誇らしい気持ちと、感謝の気持ちが溢れます。ありがとう。
さて、根っからのポジティブな私はマスク生活にも慣れてきていた頃でした。データ編集ダメ出しのオンパレードの中やっと完成したのが『紀州ひのきコースター』です。
主人の丁寧な仕事で仕上げられた紀州ひのきの一枚板を無垢のまま使用したコースター。
ちなみに、コースターのデザインは私が作ったものではなく、購入したものです。私がデザインしたの?よくかれるのですが、まだスキルがなくてですね。自分で作ったデザインとか…憧れちゃいますね!
使用実績もない、パケージもない、価格も決まっていない、宣伝もどうしていいかわからないけれども、とにかく綺麗な商品が完成したのです!!!
この時は、売れるのか…売る手法もわからないくせに、売れる自信だけを持っておくこと。自分のセンスと商品に対する思いだけは信じる事だけは絶対にブレずにやっていこうと心に決めました。(こわかった)でも、そこに完成して目の前にあるのは、「絶対可愛いひのきのコースター」でした。
「これは可愛いやろ!」というのを共有したくて(勝手な人)いつもお世話になっている近所の奥様方に見せびらかしにいくと、「かわいいわ!!!これ欲しいわ!」と言ってくださる方もいてその場で買ってくださる方もいらっしゃいました。
この時の嬉しさたるや…(泣) とにかく必死にやってきて良かったなと救われた気持ちになり、認めてくださる方々がいることに感謝しかありませんでした。それと同時にこの後どうやって販売していくか?どこに持って行ったらいいのか?という、漠然とした次なる課題の大きに不安な気持ちにもなりました。
毎回毎回思うのですが…せっかく前に進んだのに、安心した途端にまた次の不安が襲ってくるやないか…なぜや…
「なんやこの気持ちはーーーーーーー!」
とネガティブを兼ね備えたポジティブな私は葛藤する日々が続くことを覚悟せざるを得ない状況にありました。
周りと比べたり、批判を恐れたり、勝手に湧き上がってくるこの感情は周りにいてくれる方のお陰で半減され、次に進むやる気の糧となって、また私の背中を押しました。なんと有難き経験。
いつも応援してくださる方々には心から感謝いたします。ありがとうございます。
そしてこれも『経験BOX』の中へ収納されたそうです。
WOOD me 大谷 恵